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海を越えて広がる「同友会の輪」
ハワイ支部設立記念ツアー
まさに待ちに待ったハワイ支部設立記念ツアーが六月五日から九日まで行われました。日本からは各地同友会も含め五十一名、ハワイから三十名、合わせて八十名を超える参加になりました。予期せぬトラブルもあったものの、出来たばかりの支部が初めて行った大行事とは思えないほど格調が高く、かつ同友会らしいフレンドリーなツアーとなりました。ハワイ支部構想が発案された二〇〇一年十一月から一年半ほど。一つの支部の誕生に至るまでとしては短いかもしれませんが、この間いろいろなドラマがありました。当初から関わっていた仲間は感無量。記念パーティーの最後では涙ぐむ姿も見受けられました。
思い起こすと、発端は、9・11以降、日本人観光客が激減しハワイ経済が不況に陥ったことでした。不況を脱出するアイデアを求められたのが、ハワイに法人企業をつくる仕事をしている川崎裕司さん(当時渋谷支部幹事、現ハワイ支部長)でした。従来のハワイの経営者団体は、親睦団体という色彩が強く、自分たちから、経営環境に働きかけようという動きは見られませんでした。このままでは自立的な企業像を求めることはできない。「同友会」というお互いに学び合う新しい会をつくろうと、川崎さんは地元の経営者と意見が一致したのです。そこで、佐々木渋谷支部長(当時)と板橋幹事(現支部長)の応援を得て、渋谷支部のハワイブロックとして出発。内外のリアクションは大きく、二〇〇三年一月の理事会で、正式にハワイ支部の設立が承認されました。設立を記念したスペシャルツアー(六月五〜九日)を企画。日付変更線までも越えての活動は、簡単な作業ではありませんでした、事務局員の援助はほとんどなしなのですから。ハワイ支部のメンバーは、毎日、支部設立とツアーのために奔走。慣れない作業に疲れが見えるメンバーもいました。
旅行まであと一週間ほどにせまった五月二十七日、ホノルルでの幹事会。川崎支部長からハワイ支部会員に飛んだ檄が「同友会魂」でした。「SARSなどで大変なこの時期に、十五万五千円を出して日本から参加するのは大変なのです。同友会の例会、夜十時過ぎから会社に戻って仕事をしている方。あるいは、社員や家族からは『こんな大変な時にハワイなんて』と反対されながらも、『はるか遠方の仲間たちのために…』と言って申し込んでくれた方。私はこれこそが『同友会魂』だと思っています。ハワイ支部のメンバーもぜひ『同友会魂』を持って、迎え入れなければいけないと思います」。
参加者のみなさんからは、喜びの声が続々と届いています。「やってよかったですね。同友会はこんなこともできるんだって、感動しました」「行きたいところも全部行ったし、持って行ったドルも全部使ったし、みんな公平に話ができたし。潜水艦アトランティスでは亀三匹と遭遇したし、島内観光も満足。どっかでビジネスにも繋がるでしょう。元気を手にしたのが一番。戻ってきたら、社員が期待以上にフォローしてくれていたのが一番の収穫か」「全国各地(いや全世界)の同友会メンバーや初めて参加の方などたくさんの色々な方々にお会いすることができ、素晴らしい時間を企画していただいたこと大変感謝しております!楽しかったです!」。具体的にビジネスにつながった方もいましたし、日頃の疲れを癒した方もいました。ハワイ支部も、このツアーを通して成長することができました。日本側にもハワイ側にも忘れられないハワイツアーとなりました。
とはいえ、ハワイ支部はまだ産声を上げたばかり。ここからがスタート。ハワイだけではなく、他の国にも「同友会魂」が海を渡っていくのでしょうか。希望は広がります。
(表紙写真 JOE YASUOKA/その他ハワイ関連写真撮影 橋本信行/文 高橋忍)
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