経営者Q&A

高齢者在職中の厚生年金、雇用保険は?(1999年7月)

【Q】社員が六十歳になれば在職中も厚生年金、雇用保険等で給付の補填があるそうですが?

【A】在職老齢厚生年金と高年齢雇用継続給付金の併給調整については平成十年四月一日より変更されています。  
 まず、在職厚生老齢年金は、給料に応じて六十歳以降も仕事を続け厚生年金に加入していても、老齢基礎年金を受ける資格(原則として二十五年加入)を満たしていれば、退職時まで「在職老齢年金」が支給されます。  
 ただし、この場合の年金の額は、給料(標準報酬月額)に応じて減額されます(表1)。在職中は年金の二割が一律にカットされ八割が支給されます。この年金(八割支給)と給料の合計が二十二万に達するまでは年金がそのまま支給されます。  
 例えば年金が十八万円、給料が二十万円の場合1)年金の八割と給料との合計は二十二万円を十二万四千円超えているので、2)この二分の一の六万二千円が八割支給の年金(十四万四千円)からカットされ、実際の年金支給額は八万二千円。給料二十万円との合計収入は二十八万二千円となります。


【Q】高年齢雇用継続基本給付金の受給要件は?

【A】給料が六十歳時の八五%未満に低下した場合は、雇用保険から別表のように高年齢雇用継続給付金(給料の二五%以下)が支給されます(ただし、併給調整として年金の一部がカットされます)。  
 高年齢雇用継続給付金の資格要件は1)雇用保険の被保険者期間が五年以上ある六十歳以上六十五歳未満の被保険者が、六十歳到達時の賃金に比べ老齢等の理由で八五%未満の賃金に低下した状態で継続雇用されていること。2)合計額が二十二万円を超えると、超えた分(給料の増加分)の二分の一が年金からカットされます。  
 これは、厚生年金や雇用保険に加入している高齢者社員についての給付金の一例です。  
 雇用保険関連だけでも五十前後の助成金制度があり、従来の助成 制度に加えて、景気対策の一環として、さらに拡充されることが、政府より発表されています。  
  いろいろな批判があることも事実ですが、これらの助成金は返済の必要がないものもあり、貴社の条件に合うものをご活用されることをお勧めします。


(有)大谷経営労務管理事務所 社会保険労務士/大谷悳彦(品川支部)
TEL 03-3763-8731

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