中小企業家群像

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希望ある未来に向け、社員と共に良い会社作りに取り組む 採用と共育で社員がやめない 良い会社を目指して
株式会社シーキューブソフト 佐々木 喜興 氏(台東支部)

sasaki.jpg株式会社シーキューブソフト(台東支部)

代表取締役
佐々木 喜興 氏
東京都台東区寿2-10-10 赤澤ビル3F
設  立 1987 年5 月
資 本 金 3000 万円
社 員 数 30 名
事業内容 各種コンピュータシステムの受託開発
 
 地下鉄銀座線田原町駅改札から地上に出るとすぐに㈱シーキューブソフトの事務所がある赤澤ビルが見える。いつもの笑顔で佐々木喜興氏(台東支部)が出迎えてくれた。大学卒業後システムハウスに勤務し、ゴルフ場向けのシステム等を担当していた。ずっと技術畑でやっていたが31歳の時、ワクワクする仕事がしたくて独立。4名で新宿歌舞伎町のそばに会社を置いた。「お酒は元々飲めなかったんですが、人は募集しやすいところでした」1987年バブルの頃で営業と言えば、仕事を上手に断ることというぐらい順調にいっていた。1992年に新卒も入れ、「さあ頑張るぞと意気込んでいたらバブルがはじけたんです」手許に現金が無く、融資を受けようにも理念・方針・計画も無いところには貸してもらえず、専門学校から紹介を受けて同友会に入会する。同友会事務局が護国寺の時代で、経営指針成文化セミナーを受講した。しかし佐々木さんの会社は技術系でありC言語ができる数少ない会社だったので、アメリカに行きライセンス契約を結ぶことで、事業を立て直した。しかし、2001年にIT バブルが崩壊する。森首相の頃、政府がインターネットを利用した電子政府を作ろうとしており、官公庁の仕事も受注するため上場企業の部長をスカウトし本部長になってもらった。社員数も40名、売上も3倍になった。「そろそろ組織作りをしなければ」と思いその仕事も彼に任せた。以降社員に直接話す機会を、彼がやりにくいだろうとの配慮からあえて減らした。しかし2007年の2月、北海道での求人活動から戻ると、彼が管理職全員の辞表を持ってきた。いきなりの話に驚いたが、実はその役員のやり方は上手くいかないことは全て社長のせいにして、皆疲れ果てて嫌気がさしていた。彼には辞めてもらったが、管理職全員と社員の半数が退職する事態となった。「社員とのコミュニケーションをおろそかにした自分が悪かった」と反省し、改めて社員と向き合った。新卒採用した30歳位の現場リーダーが「もう一度社長を信じてやります」と言ってくれた。残ったメンバーでやりくりする形になりメインの客先から仕事を切られる事も心配された。ところが日頃若い彼らが現場で業務範囲外の困りごとまで処理してくれており、それが客先の高い信頼を得ていた。「彼らがいるなら大丈夫、仕事は継続しますよ」と言ってもらえた。仕事は損得勘定だけではない、現場でのお互いの協力が大切という意識をもってくれていた。それが会社を救った。
 1999年から、共同受注を目的に「イーベックスソフト事業協同組合」を運営している。その仲間である㈱エムソフトの小暮恭一さん(台東支部)が同友会の共同求人委員長を退任する事になり、佐々木さん自身も社員が辞めない良い会社にしたい、そして「良い会社とは、良い経営者とは」を学び直すつもりで2009年委員長を引き継いだ。委員長として全国を回るなどの活動を通して「労使見解」を始めとする同友会の先輩方が積み重ねた叡智にふれる事ができた。「活動も義務感でやったら、決して身にならないですね」と。
 経営指針作成、共同求人、新入社員研修、幹部社員共育塾といったすべての場面で社員と向き合いお互いを尊重しながら、共に良い会社を目指して経営している佐々木さんだからこその、深いお話を伺う機会となった。

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