経営者Q&A

実践的経営分析の進め方 中小建設業を事例にして(2020年4月)

【Q】当社の事業の現在と今後について考えてみたいと思っています。どのような方法で進めたらよろしいでしょうか。業種は建設業です。

 

 先ずは現在、会社の事業が直面している競合上での問題、課題が何なのかということを明確にすることが必要ではないでしょうか。
 

【Q】問題、課題ということであれば、建設業ですので赤字工事の受注問題と個別工事での必要な工事粗利益がとれないといったところにあるかと思っているのですが。

 

 先ずは、工事を単位工事ごとに分けて工事利益の内容を分析する工事セグメント分析という手法をお勧めします。中小建設業の場合、各工事単位の損益計算は表のようになっていることが多いです。これなどを参考にして御社の過去3 期間程度の全工事を整理してみてはどうでしょうか。q_a_2020_4_1.jpg直工原価とは、実行予算の外注費、材料費、工事経費、現場労務費です。間接とは個別工事に割り振れない労務費や工事経費を指します。管理費とは販売費・一般管理費と考えて下さい。利益を基準にした工事ごとの評価が明確になります。次に建設業の業務の構造と流れについて分析することが必要だと思います。建設業の業務の構造と流れは以下の様に表されます。この表から読み取れますのは、建設業の利益創出機会は、三つあるということです。したがって、それぞれの利益機会ごとの業務の構造と流れにおける現状と問題そして課題を整理することにより工事セグメント分析で明らかになった工事利益の現状が何によって生じているかがより具体的になります。

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渡辺 正幸(豊島支部)

有限会社 彩経営コンサルタント事務所
中小企業診断士

TEL.04-2949-8931
FAX.04-2949-8932
E-mail : sai@fi rm.email.ne.jp

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