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2013.07.22第23回参議院議員選挙を終えて

第23回参議院議員選挙を終えて

東京中小企業家同友会
代表理事 藤田明男

―「アベノミクス」による経済再生の「期待感」が「実感」となることを期待―

7月21日に行われた参議院選挙において自民党は念願であった「ねじれ国会」を解消し安定的な多数を確保した。まず日本国民の厳正な民意の選択として歓迎したい。

我が東京中小企業家同友会でも低投票率の予想される中会員及び各社の社員に投票行動を呼びかけさせていただいた。協力いただいた会員各位には感謝申し上げたい。投票結果に説いては「指導力のある体制でデフレ脱却への経済政策を力強く進めてほしい」という民意の選択であると理解する。

また、東日本大震災復興、原発事故後のエネルギー政策等、切迫した課題が山積している。
当選した議員各位はそうした国民的課題を真摯に受け止め、党利党略を超えて国民のために働いていただきたい。そして、いたずらに迷走することなく新しい日本経済の再生を実現して欲しい。
言うまでもなく、新しい日本経済の再生とは国境なきグローバル企業の利益が増大することではない。その実現の時とは、経済再生の「期待感」が雇用人口の大半を占める我々中小企業にとってまぎれもない「実感」となる時であり、日本の津々浦々の農林漁業者にとって確かな「実感」となる時、そして国民の大多数が豊かさを「実感」できる時である。

この度の選挙をグローバル経済の中で真に国富に寄与する産業を守り育成する出発点にしていただきたいものである。そのために政府与党そして野党の皆様に次の事を期待する。

  1. 「中小企業憲章」の超党派により国会決議と「中小企業省」並びに担当大臣を設置
  1. TPP交渉において中小企業の代表を交渉団に参加させるなど経済政策の意思決定の場に雇用人口の大半を占める中小企業の声を取り入れること。
  1. 東日本大震災被災地の復興と震災を教訓とした新たなインフラの整備やエネルギー政策など、ハード・ソフト両面における国土の強靭化をすすめること。
  1. 起業と健全な新陳代謝を促すため経営者保証の無い金融政策の推進に期待します。

                                以上

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