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経営者Q&A

経営理論が多すぎて 何を勉強すれば良いのか迷っています(2013年9月)

Q

家庭用品の製造卸をしている中小企業の3代目の専務です。来年は社長をやることになっています。マーケティングを勉強したいのですが、ネットを見るとたくさんの理論があって、何が本当に役に立つのか迷ってしまいます。どう考えればいいのでしょう。

A
まったくですね。アメリカなどから次々と目新しい理論が入ってきて、混乱してしまいますね。製造卸として、まずマーケティングを考えようというのは間違いではありません。私はコンサルタントですが、自営の経営者でもあります。経営歴は40 年になります。
その立場から申し上げれば、良い経営をするためには、そんなにたくさんの理論を知る必要は無いんですね。まず、長期方針の核になる本質的な考え方を一つか二つ完全に自分のものにすることが成功のカギです。例えばマーケティングの中心は「顧客満足」です。マーケティングとは「お客様が満足する価値を提供してお金を頂くこと」と理解すればいいのです。
Q

随分簡単ですね。その程度なら簡単に覚えられますね。

A

そうです。でも経営で役立てるには、その真髄を徹底して理解し活用することが大切です。「顧客満足」一つを取っても様々な角度があります。今はスピードを求める顧客が多いのですが、お客様が「欲しい」と思ったら一瞬でも早く届ける仕組みづくりも重要です。私は、大手メーカーのサプリを継続使用していますが、二カ月に一度のペースで配達してもらっています。それはパックに入っているハガキで注文します。ところがこれが遅いんですね、ハガキを出して届くまでに10 日くらいかかっています。素早くやれば4 日で届くはずです。これは売り手にとってももったいないロスですね。2 カ月に1 回6 日ずつ利用されないロスが生じます。年間で36 日分の需要が消えてしまうのです。

Q

なるほど、基本的なテーマをしっかりつかんで、実践していくことが経営の要点ですね。

A

そうなのです。私は昔からドラッカーの「真の利益は競争力ではなく、リーダーシップによってのみ稼得される」というテーマ一本でやっています。ここでの「リーダーシップとは業界標準を作り出すような能力」という意味です。今は、筆跡鑑定という珍しい分野ですが、この考え方で3年程度でほぼトップになりました。経営者は、核になる強い考えを自分のものにして愚直に追求すもことが事業成功のカギだと思っています。

根本 寛(目黒支部)

近代経営研究所・日本筆跡心理学協会・代表
中小企業診断士・筆跡鑑定人

TEL. 045-972-1480
ホームページ :  http://www.kcon-nemoto.com

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