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経営者Q&A

融資相談について(2009年5月)

Q

区役所で取り扱っている融資制度は、他の金融機関のものと比べて低金利と聞いていますが、実際はどうなのでしょうか。

A

各区役所で扱っている融資の種類によって異なりますが、一般的にはかなり低金利になっています。融資制度の種類によって異なりますが、本人負担利率が0%(「小口資金」枠活用の場合)という制度もあるくらいです(信用保証協会を利用する場合、融資制度では同協会から保証料を徴収されますが、それでもかなりの低金利と言えるでしょう。)。これは、区が利子補給を行っているため、低金利で融資を受けることが出来るのです。
金利については、その時の経済状況により変動しており、また、各区役所によって制度運営が異なりますので、各区役所の融資係に確認した方がよいでしょう。このような融資制度の存在自体を知られていないことが意外と多いようです。

Q

現在、金融機関から融資を受けていますが、その場合でも融資を受けることは可能でしょうか。

A

一般的に、各区役所の融資係で実施している融資制度は、基本的にあっせんという方法をとっています。ですから、最終的には、取り扱う金融機関が信用保証協会と連携を取りながら融資の可否を判断しています。事前に、金融機関などに相談して了解を取っておいたほうがよいでしょう。もし、金融機関から良い返事をもらえない場合は、他の金融機関に相談することもいいかもしれません。メガバンク、信用金庫、信用組合など、金融機関により経営方針が異なり、他行でNGであってもOKになる場合があります。区役所が金融機関を指定している場合が多いですから、その点も確認してください。
いずれの場合でも、本当に必要な金額だけを借り入れることが肝要です。借り入れることが当たり前のこととなってくると、借り入れたお金は返さなければならないという感覚を忘れてしまう場合が往々にしてありますので、十分留意しなければなりません。

Q

「小口資金」枠とは、どのような内容ですか。

A

融資制度で信用保証協会を利用する場合、同協会からみた利用残高が1,250万円までは同協会が100%保証する制度です。この「小口」が適当されますと、本人負担率が低減される場合が多くなります。事前に同協会で確認してから融資制度を活用するほうがよいでしょう。

椎木 忠行(練馬支部)
㈱ペリオディーク・コンサルティング
中小企業診断士、ISMS審査員、ITコーディネータ
TEL.03‐6760‐2090
http://www.periodique-jp.com
mail:td-siiki@periodique-jp.com

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