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中小企業家群像

「満足さと便利さで地域貢献」
株式会社湯建工務店社長 湯本 良一氏(大田区 資本金7000万円 社員28名)

東京でも全体でいえば、人口が減っているから、仕事が「じわっ」と減っている、貸し事務所も減っている、マンションも減っている。湯建工務店でいえば、立て替え需要があるので仕事同じぐらいある。会社から半径1キロメートル圏内を仕事の場所とみて、宣伝もして営業エリアにしているので、現場の隣が現場みたいです。

特徴は「土地を借りる交渉、金借りる交渉、お客も探していくこと」など、入り口から出口まですべてワンストップでしていることです。マンションも行いので、リピーターも多い。口コミの世界で。200坪までの建坪の建築が多い。独自にはリノベーションを古いビルを買って改造をやっている。ここ太陽光増えてきている。一番多いのは、高機密・高断熱の建築をずっと続けている。毎年平均13億変わらず。下請けなし、建設には自分ところで設計から完成まで、班をつくって全部自分とこの社員でしていること。立て替えがほとんどの仕事になっている。15年前に方針をつくって、地図内の1キロ範囲でNO1になろうと取り組んでいる、この地域での需要を拾っていく努力をした。今でも、網戸のはりかえや、水道パッキンの取り換えまでしている。この500円とかの仕事でも積み重なると毎年2億円以上ある。建て替えの案件は10年かかるものもあるが、2~3年がかりが多い。鉄骨壊しての依頼も多い、「立て直すからこい」という仕事の依頼が多い、前にたてた建物の満足があるから声がかかる。それは従業員に掛け持ちさせない、リフォームも直に電話、思ったよりよくつくっていることによると思っている。IT化の力もすごく、利益だす仕組みになっている、1年前から現場もデーターを見せて、きっちり原価認識されてきた。他の事業には手を出さない。自社では前から100年持つよといっている。阪神大震災が考えるきっかけだった。下部構造に強い家が大事と思っていたので、筋交い留め具ないのが普通からあるものにして、プレハブに負けてたまるかと取り組んだ。つくるを主眼にしたらだめ。顧客の立場にたって倉庫に荷物もあずかっている。都会はコストかかる、サービスできないのは淘汰される。顧客のこと考える社員つくること。建築やでなく「満足さと便利さ売る会社」を30年前から打ち出し実行している成果がでている。(2009年11月取材から)

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