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中小企業家群像

医療・福祉のプロの力で 全ての人々に太陽の温かみを ~私たちは〈それいゆ〉です~
一般社団法人ナースプラネット 大西 真代 氏(北支部)

一般社団法人ナースプラネット(北支部)
代表理事
大西 真代 氏
【会社概要】
設 立 2014年
従業員数 75名 ( 社員25名、パート・登録ヘルパー 50名 )
業務内容 訪問介護(ホームヘルプサービス)、訪問看護、居宅介護支援、福祉用具貸与・販売、共同生活援助(グループホーム)、療養通所介護(デイサービス)、教育研修
所在地 東京都北区田端新町 1-22-5

山手線西日暮里駅から舎人ライナーに沿って北へ500m にあるナースプラネットを訪ね、代表の大西さんはじめスタッフの皆さんのさわやかな笑顔に迎えられた。

2000年に七名の共同出資により㈲ナースネットが設立され、当初は介護保険事業のコンサル等を行うつもりも、実際に稼げる事業が必要となり、訪問看護ステーションを立ち上げる。その後、事業を進める中で、介護保険の仕事を受けやすいことからケアマネジャーの事業部や、看護師にヘルパーを育ててほしいとの地域の要望からヘルパーステーションも立ち上げた。職員の、介護が必要な人だけでなく、あらゆる人の暮らしに役立つ商品を提供したいとの声から、介護用品ショップも始めた。また、スタッフの中に呼吸療法認定師がいたことから、呼吸器疾患を持つ方に対して、より生活しやすくなるための、運動療法や生活上のアドバイスをする教室から、疾患別デイサービスに発展したりもした。現在は、業務内容にある七事業部の運営を行っており、ナースプラネットの大きな特徴は、そのすべての事業部において、重度の障害者や介護度の高い方を受け入れていることだ。

大西さんはナースネットの創業メンバーではなかったが、グループホーム建設に伴い、融資を受ける都合で、2014年一般社団法人ナースプラネットを設立するにあたり代表となり事業を移行した。その中で、最も苦労したのが資金繰りだと言う。
「グループホームの建設が始まっているのに融資の審査が通らなくて、毎朝近所の神社で手を合わせていました」と苦笑い。

東京同友会には前任者が勧誘され、交代する大西さんが2014年に入会することになった。「経営の勉強を一から同友会で学ばせてもらいました」と語る。北支部支部長を務めた後、今年度からは北部協議会議長に。「北部協議会は北・豊島・板橋・練馬の支部で構成されていますが、協議会の意識が薄いのです。コミュニケーションを密にして元気いっぱいの北部協議会にしていきたいです」と抱負を語る。

「それいゆ」とはフランス語のソレイユ(soleil)から来ている。意味は「太陽」。

医療・福祉に関わる企業として、必要とする人たちにとっての「太陽」でありたいというコンセプトである。介護を必要とする人を温かく包み込み幸せな人生の一助となる。「それいゆタウン」は大西さんが目指す、子どもも大人も、障害者も健常者も皆一緒に楽しく暮らせるまちをイメージしイラストで表現している。

ナースプラネットの社是は「医療・福祉のプロの力で、すべての人々に太陽の温かみを~私たちはそれいゆです」。企業理念はもともとあったが同友会の経営指針成文化セミナーで更に深め腹落ちする形になった。

地域社会の医療・介護・障害者制度に対応して、すべての人の満足のいく「生」を追求し続けるナースプラネットから目が離せない。

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