学び続け、相手の役に立つことが社会貢献
佐久間 惠三 氏
株式会社 あるふぁサポート
会長
佐久間 惠三 氏(葛飾支部)
【会社概要】
住 所 東京都葛飾区白鳥2-3-3
創 立 昭和57 年 10 月 1 日
(法人化 平成6 年 10 月 25 日)
事業概要 保険代理業、経営支援サービス
従業員 6名
U R L https://www.alpha-sp.co.jp/
「やっぱり学ばないと」。「あと、同友会は速いから」と佐久間惠三さん。損害保険業界で積極的な代理店経営を進め、それを支えた東京同友会での学びの姿勢を重ねて話しはじめてくれた。
「仕事・人生を通して、関わった方々のお役に立てることが社会貢献だと思います」と語る佐久間さんは、小学校2年生から葛飾に住まう。地域貢献では、兄のボランティアのわんぱく相撲を支援し、下町コミュニティを育む活動も行っている。
実家がメッキ工場で、4人兄弟だったので、父君からは早く社会に出るよう促された。しかし、母方の伯父・いとこが学校の先生だったこともあり、「先生になりたい」と進学。地元葛飾でも見知った子どもたち(いとこ含む)を相手に教育実習を行ったこともあるそうだ。これらの流れもあっての冒頭、やっぱり学ばないと、がある。
現在の保険代理業につながる一歩。これは宅建の資格取得からはじまった。「御茶ノ水の専門学校に通っていた時、ふと、とある損害保険会社が特別研修生を募集している掲示板を見かけたんです」。「不動産業と兼業できないかと思って」と即、住友海上火災保険の知り合いに尋ね、損害保険の研修生となった。
「東京同友会への入会は、こどもたちが学業を終えるのを見計らってから。その前にも地方同友会の同業者から同友会のことは聞いており、例会ものぞきにいったのですが、やはり夜だと他の会合も夜が多く、時間の確保がなかなか難しかった」と振り返るが、会合後の懇親会に出たいがためでもあったと笑う。
「同友会に入会した当時、損保の保険代理店65万店のうち、最高峰の特級代理店としては3000 番目位に認定され、さらに10 年以上後に新・特級代理店とレベルアップがなされたので、それに挑戦したいと思って…」と入会理由を語る。
入会後にすぐ出会ったのが、東京同友会の女性部有志で運営されていた〝増収増益セミナー〞であった。電卓を片手に会社の実数を出し、利益アップを目指した学びの会だ。「利益は経費節減でも出る。また経費削減ひとつとっても、会社の規模それぞれによって大変であることなどを身をもって学びました」と佐久間さん。
そして、月次決算を始めたことによって、年間の見通しはもちろんのこと、新たに設けられた新・特級代理店で評価を得られたという。「誰が驚いたって、保険会社が月次決算を行い、経営理念・行動指針・経営ビジョンを掲げていたことにすごく驚き、すんなり新・特級に合格できました」と顔をほろばせる。「あと、入会当初わたしは65歳の引退を考えていましたが、増収増益セミナーで第一線で走られていた方々がその年齢だったんです。世間一般と違う価値観・行動力などにリスペクトしました」と手元を見つめる。同友会では、いち早く世に出て来る例えばFB・LINE・インスタそれからBCP など、会員の方々からも沢山教わりました。
ちなみに佐久間さんはファイナンシャルプランナーの上級資格CFP もいちはやく取得をされている。事業所の拡張、または事業の撤退(吸収合併)も石火のごとく動き、現在にいたる。
また東京同友会内では2010 年4月より第7代女性部部長として活躍をされた。定期的にワークライフバランスに取り組む企業も多々あり、女性部は同年4月に東京都の女性活躍推進会議推進団体のひとつに認定された。また、佐久間さんが想い出のひとつとして語るのはAPEC のウーマン・リーダーズ・ネットワーク(WLN) への参加である。同じ年の9月19日〜21日にかけて京王プラザホテルにAPEC に加盟する21エコノミーの産業界、学界、行政、民間団体などの女性リーダー約600 名が参加。「東京同友会の女性部だけでなく地方の女性部からの参加もあり、海外の女性経営者の講演を同時通訳で聞き、同じ思いを共感して今につながるひとつの足掛かりとなったのではと思います」と嬉しそう。また、毎年開催の女性経営者全国交流会では、佐久間さんの前の女性部長であった栗田美和子さんが、交流会翌日以降も企業訪問など盛り沢山のマロンツアーを実施していた。「文化功労者の村田吉弘氏の京都東山の料亭『菊乃井本店』へ。日本食を日本遺産にのお話に感動しました!」と、その様子は同社ニュースレターに記されるほど。
社名あるふぁサポートの由来を伺うと…「電話帳のなるべく上に並ぶようにしたかったんです」と笑う。現在は、ご令嬢の大城夕右子さんが同社の代表を務める(葛飾支部)。筆者が、親子で東京同友会、しかも同じ支部に所属されているのはどのようなお気持ちなのですか、と伺うと「私も気になって同じような質問を大城にしたことがあるんですよ」。「学生・従業員時代より、いまに満足していると返してくれたんです」。大城さんは自分なりに作り変えた経営理念、行動指針、経営ビジョンを掲げ、あるふぁサポートに「生活にプラスあるふぁの安心を」という言葉を添えた。
「増益増益セミナーの後は、文化堂さんのビルの地下のカラオケボックスが毎回の二次会会場。ここでみんな歌わず、ずーっと経営の話を続けていた熱量が懐かしい」と振り返る佐久間さん。現在、大城さんも葛飾区内で様々な活動に携わっているそうだ。佐久間さんが歩んできた足取りが、会社、そして地域へとつながっている。












