第4回「人を生かす経営大賞」大賞発表
第4回「 人を生かす経営大賞」大賞発表
第4回「人を生かす経営大賞」授賞式を執り行いました
2026年3月12日、第7回総会にて第4回「人を生かす経営大賞」の授賞式を執り行いました。
本賞は、同友会が掲げる「人間尊重の経営」を実践し、優れた成果を上げている企業を顕彰するものです。
今年度からは支部推薦制度を導入したことで、例年以上に多彩で志の高い企業が集まり、同友会の理念が各地で深く根付いていることを再確認する機会となりました。
選考結果のご報告
厳正なる選考の結果、本年度は最終選考に残った5社すべてが「大賞に値する」との高い評価を受け、全社に優秀賞を授与するとともに、その中から1社を大賞として選出いたしました。大賞には株式会社ねぎしフードサービスが選ばれました。
🏆 大賞
株式会社ねぎしフードサービス
🎖️ 優秀賞(五十音順)
株式会社 伸光製作所
株式会社タニタハウジング
ドーヴァルSCタンカーズ株式会社
株式会社ユニフォームネット

株式会社ねぎしフードサービス代表取締役
根岸榮治氏

株式会社障碍社代表取締役 安藤信哉氏
選考委員長・担当理事による講評
「同友会内の優れた取り組みを、会員一同で称えたい」
今年度は支部推薦を基本としたことで、本賞の裾野が大きく広がりました。最終選考対象となった5社の決算書や活動資料はいずれも甲乙つけがたく、すべての企業に「人間尊重の経営」が貫かれていました。
大賞に選出された株式会社ねぎしフードサービス様は、「人を育てた人」を最高に評価する独自の育成制度や、店長らと共に練り上げる経営指針書の策定プロセスなど、理念を戦略へと具体化し、社員満足とブランド成長を高いレベルで両立されています。まさに同友会が目指す経営の「お手本」と言える実践です。
また、優秀賞を受賞された各社様も、若手への技術承継、全員経営の推進、多国籍組織での一体運営、家族まで巻き込んだ価値観の共有など、それぞれが独自の素晴らしい「人を生かす経営」を体現されており、選考委員一同、深い感銘を受けました。

受賞企業の取り組み紹介(要約)
| 企業名 | 主な評価ポイント |
| 株式会社ねぎしフードサービス | 独自の研修制度「ねぎし大学」や「共育」への圧倒的な投資。理念を軸とした強固な組織文化の構築。 |
| 株式会社伸光製作所 | 若手への着実な技術承継と挑戦を後押しする風土。地域に不可欠な持続可能な製造業の姿。 |
| 株式会社タニタハウジングウェア | 現場社員まで経営感覚を持つ「全員経営」。利益率の向上を待遇改善に直結させる仕組み。 |
| ドーヴァルSCタンカーズ株式会社 | 多国籍組織における徹底した理念の成文化。人を「信頼」という安全価値へ転換する経営。 |
| 株式会社ユニフォームネット | 企業の「あり方」を最優先する年輪経営。新卒社員が幹部へと成長する「人が主役」の体制。 |

優秀賞 株式会社 伸光製作所 代表取締役 角田正典氏
優秀賞 株式会社タニタハウジング 代表取締役 谷田 泰氏
大賞 株式会社ねぎしフードサービス 代表取締役 根岸 榮治氏
優秀賞 ドーヴァルSCタンカーズ株式会社 代表取締役 柳 智啓氏
優秀賞 株式会社ユニフォームネット 代表取締役 荒川 広志氏
講評
第4回人を生かす経営大賞 講評
選考委員長 大脇耕司
担当理事 吉本英治
今回で第4回を迎えた「人を生かす経営大賞」へのご推薦に際し、関係機関の皆様、ならびに推薦企業の皆様に厚く御礼申し上げます。
これまでの3回は委員会推薦の企業が中心でしたが、今年度からは支部推薦を基本としたことで、本賞の裾野が大きく広がりました。選考委員にとっても新たな企業との出会いが多く、同友会内にはまだ十分に知られていない優れた企業が数多く存在することを改めて実感いたしました。これは、「同友会内の優れた取り組みを会員一同で称え、広く内外へ周知する」という本賞の本来の目的に、さらに近づく成果であったと確信しております。
選考にあたっては、推薦のあった8社から最終選考対象として5社を選出いたしました。各社から提出された決算書や活動資料はいずれも甲乙つけがたい内容であり、まずは選出された5社すべてに「優秀賞」を授与することを全会一致で決定いたしました。
大賞の選出に際しては、各社の取り組みを支える経営理念、定量的な経営数値、そして社員と共に歩む「人間尊重の経営」がいずれの企業にも貫かれており、選考は大変困難を極めました。経営規模や業種の異なる企業を一つの基準で評価することは容易ではありませんが、その意味でも、5社すべてが大賞に値するとの認識が選考委員の総意であることをご報告いたします。
そのなかでも、同友会での学びを基盤として経営理念の共有と実践を徹底し、力強い成長を遂げてこられた株式会社ねぎしフードサービス様を、第4回「人を生かす経営大賞」大賞に選出いたしました。
◎大賞: 株式会社ねぎしフードサービス
多くの方に親しまれている「牛たん とろろ 麦めし ねぎし」を展開。同友会の経営指針成文化セミナーで得た学びをさらに深化させ、「人財は組織の文化を継承し、未来を創る存在である」との理念のもと、他社を圧倒する「共育」投資を行っています。
「ねぎし大学」と称される研修制度では、全社員が月1回以上、理念や技術の学びの場を共有。さらに「人を育てた人」を最も高く評価する独自の育成評価制度を構築しています。
経営指針書の策定プロセスも特徴的で、店長ら中核社員約80名が10回以上の会議を重ね、内容を練り上げています。また、濃密なコミュニケーションを維持するため、出店地域を本社から60分圏内に限定。理念を戦略へと具体化し、社員満足と持続的なブランド成長を両立されています。
アルバイトを含めた全スタッフに理念が深く浸透している様子は、同友会が目指す経営のまさに「お手本」と言えるでしょう。
◎優秀賞: 株式会社伸光製作所
経営計画の策定に従業員を巻き込み、若手への着実な技術承継と挑戦を後押しする風土を構築されています。「人を生かす経営」の基盤に働きやすい環境整備を据え、くるみん認定の取得や地域貢献活動にも積極的に取り組まれています。
経営理念を軸に世代交代を進めながら、地域に不可欠な持続可能な製造業の姿を体現されています。
◎優秀賞: 株式会社タニタハウジングウェア
「社員は最も信頼できるパートナー」という理念のもと、現場社員までが高い経営感覚を持つ「全員経営」を推進されています。利益率の向上を待遇改善に直結させる仕組みを構築し、ワークライフバランスに優れた職場環境も高く評価されます。
社員の自律性を尊重し、共に発展を目指す姿勢は、「人を生かす経営」の模範といえる企業です。
◎優秀賞: ドーヴァルSCタンカーズ株式会社
「人間味のある組織こそが成功する」という柳社長の哲学のもと、多国籍組織でありながら、徹底した成文化により一体運営を実現されています。従業員を単なる労働力ではなく価値創造のパートナーと捉え、専門性向上を支援する「共育」を積極的に推進。
厳しい海上輸送環境の中で、「人」への信頼を最高の安全価値へと転換する経営理念の実践が高く評価されました。
◎優秀賞: 株式会社ユニフォームネット
「理念に合わないことは、たとえ利益があってもやらない」という揺るぎない価値観を経営の核とし、数字よりも企業の「あり方」を示す指針書を社員の家族にまで配布、徹底した価値観共有を実践されています。
年輪経営により新卒入社組が役員・部長へと成長する「人が主役の経営」を体現され、社会貢献と持続的成長を高いレベルで両立されています。
以上
2026年3月12日












