Q&Aで知る!これからの専門家グループ部会 ~ フラットに繋がり、楽しく参加 ~ (2025年9月)
専門家グループ部会って、どんな歴史があるの?
専門家グループは、昭和61 年に開催された「異業種交流ひろば’86」の経営相談コーナーに参加した専門士業たちによって誕生しました。
当時はバブル経済の幕開け。若手専門家たちが“顧客をどう見つけるか”“共同事務所の経営とは”など、営業や経営の不安を語り合い、同友会内で初の専門家集団が生まれたのです。その後、平成2 年度の総会を経て、経営対策委員会の一部会として正式に設置されました。
設立以降、今日まで同友会の仲間である経営者たちから「社員とともに、会社を良くしたい」という真摯な経営姿勢を学び、同友会が掲げる「よい環境」「よい経営者」「よい会社」を目指す専門家集団として、研鑽し続けてまいりました。
これからの専門家グループは、どんな活動を目指しているの?
近年、私たち専門家(弁護士・弁理士・公認会計士・司法書士・税理士・社会保険労務士・行政書士・建築士・不動産鑑定士・土地家屋調査士・中小企業診断士・各種コンサルタント業等)を取り巻く環境は大きく変わっています。
少子高齢化や人材不足、事業承継問題、さらにDX(デジタルトランスフォーメーション)や脱炭素といった新しい社会的課題も加わり、中小企業の経営を取り巻く状況はより複雑で困難になっています。こうした中で、私たち専門家には、単なる「知識提供者」ではなく、技術と経営をつなぐ“橋渡し役”としての役割や、財務だけでは測れない企業価値を支援する視点が求められています。
そのため、今後の専門家グループ部会では、互いにより深く学び合い、業種を超えて連携する場を強化していきます。例会の質をさらに高めるとともに、この「誌上相談室Q&A」などの情報発信も活用して、会員内外に有益な情報を届けていく予定です。経営者支援の質を高め、専門家同士の相乗効果を生むことで、社会の変化にしなやかに対応できる強い専門家ネットワークを築いていきます。
どんな人に参加してほしいですか?
専門家グループ部会には、どなたでも参加することが出来ます。
特に、次のような思いを持った方のご参加を歓迎しています。
「もっと他の専門家とつながりたい」
「連携を通じて自分の事業を広げたい」
「専門家としての発信力を高めたい」
中小企業を支援する士業やコンサルタントの方々が、同じ志を持つ仲間と交流し、互いに学び合うことで、それぞれの専門性を活かしながら、新たな価値を生み出せる環境をつくっていきたいと考えています。
多くの専門家がつながることで、経営者にとって“今必要な情報”や“未来につながるヒント”を、タイムリーに提供することが可能になります。専門性を活かしたい方、仲間と成長したい、新しい視点を得たい方――ぜひ、私たちの専門家グループ部会にご参加ください。皆様の参加が、よりよい社会と中小企業支援の未来をつくる力になります。
今後の活動に、どうぞご期待ください。
柴 英寿(中央区支部)
株式会社柴総合計画
公認不動産コンサルティングマスター、一級建築士、宅地建物取引士
TEL :03-3541-2250
HP:https://shiba-tp.co.jp/
e-mail:contact@shiba-tp.co.jp